AI活用のがん医療システム開発へ 国立がん研究センター

AI活用のがん医療システム開発へ 国立がん研究センター

国立がん研究センターは29日、産業技術総合研究所の人工知能研究センターとプリファード・ネットワークス(PFN)と共同で、人工知能(AI)技術を活用したがん医療システムの開発プロジェクトを開始した。

同プロジェクトは、国立がん研究センターに蓄積されている膨大な患者の臨床情報や、ゲノムなどの生体分子情報、さらに疫学データと文献情報などを、AI技術を使って統合的に解析することでがん患者のそれぞれに最適化した医療の提供を目指すもの。科学技術振興機構(JST)の推進事業の一部である「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」研究領域で採択されていた。

最先端のAI技術を活用することで、より迅速でかつ精度の高いがんの診断・治療および創薬システムを産官学が連携して開発し、5年度の実用化を目指す。

近年、医療分野でのAI活用が本格的になりつつある。8月にはIBMのワトソンを使ったがん診断システムで、東京大学医科学研究所に入院していたがん患者の遺伝子情報から診断結果を提示。それまでの治療方法から別の抗がん剤に変えるよう提案しており、その後、患者は回復して退院できたという。

AI活用のがん医療システム開発へ 国立がん研究センター

画像提供:国立がん研究センター

 
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