春の花が楽しめる 福島県内の散歩道
桜の見ごろが終わりを迎えているが、ハナモモなど春の花はまだまだこれから。ゆっくり散策しながら様々な花を楽しめるオープンガーデンを紹介する。
花やしき公園(福島市)
福島県の県道40号線を二本松市から福島市に向かって北上し、福島市に入ったすぐの飯野町にある花やしき公園。公園と言っても明確な区画があるわけではなく、県道や田んぼのあぜ道を歩きながら、町民の方々の手によって道路の両側に植栽された約7000本のハナモモを見ることができるエリア。20日には県道沿いのハナモモのピークは過ぎていたが、少し小高いところに作られた散策路では、黄色いレンギョウの花や白いモモの花が咲き乱れていた。
駐車場:30台(無料)
トイレあり
薪の里ながとろ(田村市)
もともと薪の販売をしている方が、所有地を整備して5年ほど前から一般に開放したオープンガーデン。国内でも希少な山野草が多く咲いており、20日にはヤマモモは満開で、山芍薬(ヤマシャクヤク)のつぼみがちょうど開いたところだった。7月頃にはアジサイとヤマユリが同時に咲いたり、山野草も順次開花するので、夏にかけていろいろな花を楽しめる。
駐車場、トイレあり
近年、個人の庭を一般に公開するオープンガーデンによって、美しい花々や貴重な自然環境を見てもらう試みが増えており、町おこしに活用されることも多くなった。花やしき公園も薪の里ながとろも、市民の方が整備して一般に開放している場所なので、鑑賞の際は植物だけではなく、周辺環境への配慮が大切である。両園とも入園料は無いが、環境整備のための協力金を任意で集めている。