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10連休明けは要注意! エンジニアの3割強が「五月病」経験者

エンジニアの3割強が「五月病」の経験あり 社会人1年目が最多

関西メーカー専門の転職エージェントのタイズは23日、エンジニアを対象に「五月病」についてのインターネット調査を実施、その結果を発表した。エンジニアとして企業に勤める会社員のうち、五月病になったことがあると自覚している人は32.4%となり、3割強の人が五月病の経験があることが分かった。

「五月病」は新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状をさす。4月に仕事や学校、転居などで環境が変わり、最初は張り切っていたものの、5月の連休明け頃からなんとなく気分が落ち込む、仕事に集中できない、眠れないといったスランプ状態に陥ることで、特に新入社員や新入生に多くみられると言われている。

五月病になった時期についての質問では、「社会人1年目」が33.3%と最も多かった。調査結果を見ると、「学生時代」が18.2%、「社会人1~3年目が53.7%、「社会人4年目以降」が28.0%となっており、回答者全体の約半数が社会人1~3年目のうちに五月病になっていることが分かった。

五月病は一般的に、環境の変化により起こりやすいとされているが、「考えられる要因」の第1位は「就職・転職・復職」で22.2%を占めた。次いで、「業務トラブル」が18.2%、「繁忙期」が15.6%、「人事異動」が9.3%、「転勤」が5.8%と続き、仕事面での環境変化によるものが回答の大多数を占めていた。

10連休明けは要注意! エンジニアの3割強が「五月病」経験者

また、五月病を乗り越えた方法についての問いでは、最も多かったのが、気が付いたら治っていた、時間が解決してくれた、といったような「自然治癒」が46.7%だった。その他には、「趣味に没頭する」が15.6%、「誰かに相談をする」が13.8%、「運動をする」が9.8%となり、沈んだ気分を転換させるような対策が多くみられた。

仕事以外の面で気分転換を行うほかには、生活習慣の見直しという意見もあった。

10連休明けは要注意! エンジニアの3割強が「五月病」経験者

調査期間は4月5日~9日、対象は20~30代のエンジニアの会社員2225人(事前調査2200人、本調査225人)。

画像提供:タイズ(冒頭の写真はイメージ)