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アバターロボットでオンライン授業 BBT大学教育デザイン・ラボ

BBT大学、アバターロボットを活用した「教育デザイン・ラボ」設置

オンラインで経営を学ぶビジネス・ブレークスルー大学(以下、BBT大学)は17日、アバターロボットをビジネス教育に導入する「教育デザイン・ラボ」を設置したと発表した。コロナ禍におけるラボ活動として、アバターロボットをグループワークに導入した授業を開始する。

BBT大学は今年3月にANAホールディングスの協力を得て、同社が独自開発した普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を導入し、「アバター卒業式」を実施した。卒業生が自らの分身となるアバターロボットを遠隔地からPCで操作して卒業証書を受け取るという新しい取り組みとして話題になった。

アバターロボットをビジネス教育にも導入するため、同大学経営学部グローバル経営学科 学科長の谷中修吾教授が教育デザイン・ラボを設置した。ANAグループのアバータイン(東京都中央区)の協力を得てオンライン教育に「newme」を導入し、リアルとオンラインを併用した新しい教育のあり方を実現する試み。


普及型コミュニケーションアバター 「newme」(画像提供:avatarin)

ラボ活動の第1弾として、26日にアバターロボットをグループワークに導入した公開授業を行う予定。BBT大学の校舎で谷中教授が担当する科目『マーケティング基礎』のグループワークを開催し、リアルで参加する「生身の学生」と、海外や地方からアバターロボットで参加する「分身の学生」が混合でチームを組成する。これによりアナログ感が求められるグループワークに、アバターロボットで参加する新形態を試行するという。

画像提供:BBT大学