医療ビッグデータ関連市場規模は今後4倍超へ 富士経済調べ

マーケティング調査の富士経済(東京都中央区)が4月27日に発表した医療ビッグデータに関する国内市場調査によると、2025年時点の「医療関連業界向け医療ビッグデータ分析サービス」の市場規模は120億円と、2014年比4.1倍となる見通しとなったことが分かった。

「医療ビッグデータ」は、カルテなど患者のデータを分析することで、製薬企業のマーケティングや生損保企業の商品企画立案へ活用できる。今回の市場規模予測では、米国を中心としてヘルスケアや予防医療などのビジネス化が激しい分野への応用が見込まれている。

この他に注目されている分野は、病院で扱われるさまざまなデータを保管するデータベース「病院向け医療データ分析ツール・DPCデータウェアハウス」が同1.58倍、インターネットを介した医者や医療関係者への広告宣伝の「医療向けe-プロモーションサービス」が同2.6倍になると予測されている。

<身近で進む医療ビッグデータ活用>
「医療ビッグデータ」は政府の成長戦略上でも強化対象となっており、厚生労働省の研究事業でも環境整備が進んでいる。民間ではソフトバンクが3月にスタートさせた病院の会計をスマートフォンの利用料にまとめて支払いができる「スマート病院会計」を発表しているほか、KDDIが自己採血キットによる血液検査サービス「スマホdeドック」で生活習慣病に対する予防医療を推進するなど、大手も医療に対するサービスを開始している。成長分野として、今後の動きに注目が集まる。

参考記事:
スマートフォン向けヘルスケアサービスを提供開始 ソフトバンク

 
(写真はイメージ)

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