中小企業、ネット売上高は増加するも販売意欲は未だ低く

 東京都が7日に発行した「東京の中小企業の現状(流通産業編)」によると、インターネット販売の売上高が3年前より増加した企業が卸売業で全体の38.8%、小売業で33.6%と、中小企業のインターネット販売が増加傾向であることが分かった。一方で中小企業の65%以上がインターネット販売に積極的でなく、拡大するインターネット販売市場の中で大企業に淘汰される可能性がさらに高まると懸念される。
 消費者向け電子商取引(BtoC-EC)は年々増加。経済産業省の調査によると2013年時点の市場規模は11.2兆円、前年比17.4%と拡大している。この中で「販売の予定なし」と答えた中小企業は卸売業で65.1%、小売業で74.9%となった。
 また同調査では、インターネット販売の増加の影響度も提示され、「影響がある」と答えた企業が小売業で41.5%、「影響ない」の26.4%を大幅に上回っていることがわかっており、インターネット販売の意欲向上は中小企業にとって大きな転換点となるだろう。

卸売業におけるインターネット販売の状況
卸売業におけるインターネット販売の状況

小売業におけるインターネット販売の状況
小売業におけるインターネット販売の状況