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小笠原で地震 関東は震度5強 47都道府県、韓国でも揺れ観測

 5月30日20時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とする地震が発生した。震度5強を観測した関東地方を中心に、47都道府県すべてで震度1以上が観測され、韓国でも揺れが確認された。地震の規模は当初マグニチュード(M)8.5、震源の深さは約590kmとしていたが、気象庁が31日に改めて公表した資料によるとM8.1、深さ682kmにそれぞれ修正された。1900年以降に世界で発生したM8以上の地震で、最も深い場所で発生した。震源が非常に深かったため津波はなく、強い揺れを伴う余震の恐れもないという。
 小笠原と神奈川県東部で震度5強を観測したほか、埼玉県北部南部で震度5弱、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、東京都23区、神奈川県、など関東地方の広範囲にわたり震度4を観測、1885年の観測開始以来初めて47都道府県すべてで震度1以上の揺れを観測した。関東ではエレベーターが止まったという報告が6000件以上に及び、各種交通やライフラインにも影響が出た。また、韓国の聯合ニュースによると、韓国南部の全南地域でも揺れを感じた報告が相次いだという。釜山でも地方気象庁では正式に揺れは検出されなかったものの、市民から地震に関して200件余りの問い合わせが殺到したと報じた。
 30日の気象庁の会見によると、震源から離れているにもかかわらず関東地方で揺れが強かったのは「異常震域」といって、「規模の大きい地震が非常に深い場所で起こったため、プレート沿いに揺れが減衰せずに伝わり、広範囲に及んだ」ためと見解を示した。

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