世界の「純粋幸福度」改善 国別1位はフィジー 日本は25位

世界の「純粋幸福度」改善 国別1位はフィジー 日本は25位

毎年恒例となっている「幸福度調査」の結果が、昨年12月23日に発表された。「ワールドワイド・イディペンデント・ネットワーク/ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション(WIN/GIA)」が年末に出している調査結果で、今回で40回目となる。国連が発表している幸福度や、ブータンが提唱し国是としている「国民総幸福量(GNH)」とは別の指標。幸せな人と不幸な人の差である「純粋幸福度」の1位はフィジー(89%)、2位は中国(79%)となり、日本は25位(55%)となった。世界全体の純粋幸福度は59%で、昨年の56%から改善した。

純粋幸福度は、自分が幸せと思うかを「とても幸せ」「幸せ」「幸せでも不幸でもない」「不幸」「とても不幸」の5段階で回答させ、「とても幸せ」と「幸せ」の割合の合計から「不幸」と「とても不幸」の割合の合計を引いたもの。「とても幸せ」と「幸せ」の合計は、フィジーは91%、中国は81%、日本は59%、世界では68%だった。

なお、国連の発表している幸福度ランキングで1位となっていたデンマークの純粋幸福度は56%だった。GNHを提唱するブータンの純粋幸福度は、調査対象に入れられていない。一方、純粋幸福度が最も低かったのはイラク(1%未満)、次は香港(14%)だった。

同調査ではまた、来年は今年より良くなると思うかという質問と、来年は今年より経済的に栄えると思うかという質問もしている。来年が今年より「良くなる」と答えた人の割合から「悪くなる」と答えた人の割合を引いた値は、1位バングラデシュ(76%)、2位ガーナ(76%)と続いた。日本は7%(昨年12%)、世界全体で37%(昨年38%)となった。

また、経済的に「栄える」と答えた人の割合から「難しくなる」と答えた人の割合を引いた値は、1位ガーナ(68%)、2位バングラデシュ(67%)となった。日本はマイナス17%(昨年マイナス8%)、世界全体で20%(昨年23%)となった。全体として、中所得国が来年の経済に最も楽観的だった。

トップ10と主要国の純粋幸福度は以下の通り。(かっこ内は昨年の順位)

1位(2位)フィジー 89%
2位(同率)(10位)中国 79%
 (14位)フィリピン 79%
4位(同率)(5位)ベトナム 78%
 (12位)インドネシア 78%
6位(同率)(7位)パナマ 77%
 (16位)パプアニューギニア 77%
8位(同率)(昨年対象外)パラグアイ 74%
 (21位)バングラデシュ 74%
10位(同率)(6位)アルゼンチン 72%
 (8位)メキシコ 72%

25位(28位)日本 55%
28位(30位)ロシア 51%
33位(42位)米国 48%
35位(54位)英国 47%
37位(47位)ドイツ 46%
42位(36位)オーストラリア 44%
44位(57位)フランス 43%
45位(51位)インド 42%
49位(39位)韓国 40%

調査対象は各国約1000人の男女で、合計6万6541人。対面形式、電話、オンラインでのいずれかで実施。日本では、WINおよびGIAに加盟している日本リサーチセンター(NRC、東京都中央区)が対面形式で行い、1161人から回答を得た。

(写真はイメージ)
 

参考記事
5月29日は「幸福の日」 幸福度ランキング1位は? ブータンは?(前編)(2016/05/29)
5月29日は「幸福の日」 幸福度ランキング1位は? ブータンは?(後編)(2016/05/30)

 
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