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幸福度ランキング

国連の幸福度ランキング、日本は51位 1位にノルウェー

国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(UN SDSN)」は20日、「国際幸福デー」に合わせて、「世界幸福度報告書(World Happiness Report)」を発表した。同報告書の発表は今回で5回目。幸福度1位は昨年4位のノルウェーだった。日本は2つ順位を上げて51位となった。例年同様、北欧諸国が10位以内となった。

同報告での幸福度は、(1)1人当たり国民総生産(GDP)、(2)健康寿命、(3)社会的支援、(4)人生の選択の自由、(5)寛大さ、(6)汚職が多いと感じるかの6つの指標を中心に算出している。(3)~(6)は、ギャラップ世論調査(Gallup World Poll)による電話または対面インタビューの回答に基づいている。(3)社会的支援は、「もし困ったことがあったら、いつでも頼ることができる親戚や友人はいますか?」という質問への回答、(5)寛大さは、「最近1カ月間で、慈善団体に寄付したことはありますか?」という質問への回答をそれぞれもとにしている。同報告では6つの指標のうち、特に社会的基盤に関わる(3)~(6)が幸福度に与える影響が大きいということが強調されている。

ノルウェーに関しては、豊富な原油資源がありながら、それを現在の利益のために一度に大量に使うことをせずに少しずつ生産を続け、将来へ投資していることを評価している。これを可能にするには、幸福度の重要な要素である、相互の信頼、寛大さ、管理能力が必要になる。

上位10位とその他主要国・地域の順位は以下の通り。(かっこ内は幸福度と昨年の順位)

1位 ノルウェー(7.537、4位)
2位 デンマーク(7.522、1位)
3位 アイスランド(7.504、3位)
4位 スイス(7.494、2位)
5位 フィンランド(7.469、5位)
6位 オランダ(7.377、7位)
7位 カナダ(7.316、6位)
8位 ニュージーランド(7.314、8位)
9位 オーストラリア(7.284、9位)
10位 スウェーデン(7.284、10位)

14位 米国(6.993、13位)
16位 ドイツ(6.951、16位)
19位 英国(6.714、23位)
22位 ブラジル(6.635、17位)
26位 シンガポール(6.572、22位)
31位 フランス(6.442、32位)
33位 台湾(6.422、35位)
48位 イタリア(5.964、50位)
49位 ロシア(5.963、56位)
51位 日本(5.920、53位)
56位 韓国(5.838、58位)
71位 香港(5.472、75位)
79位 中国(5.273、83位)
122位 インド(4.315、118位)

2007年との比較で最も幸福度が増加したのはニカラグア(1.364増)で、最も減少したのはベネズエラ(1.597減)だった。日本は0.477減だった。

幸福度の測り方はさまざま

なお、この幸福度は、ブータンが提唱している国民総幸福量(GNH)とは指標が異なる。GNHは、1972年に当時の国王が提唱し、国の発展の指標としたもので、各国について測られているものではない。また、ブータンが「幸福の国」というイメージを持たれるきっかけとしては、2005年の国勢調査で国民の97%が自分は幸せだと答えたというものがあるが、これも選択肢が3つだけだったという問題があったとされる。今回の国連の幸福度ランキングでは、ブータンは97位(5.011)だった。

幸福度に関するランキングはこのほかにも、年末にワールドワイド・インディペンデント・ネットワーク/ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション(WIN/GIA)が発表する「純粋幸福度」(1位フィジー)や、英シンクタンクのニューエコノミクス財団が発表する「地球幸福度指数」(1位コスタリカ)があるが、やはり指標は異なる。

参考記事
5月29日は「幸福の日」 幸福度ランキング1位は? ブータンは?(前・後編)(2016/05/29)
世界の「純粋幸福度」改善 国別1位はフィジー 日本は25位(2017/01/01)
地球幸福度指数 日本は58位 1位はコスタリカ ブータンは?(2016/07/27)

(写真はイメージ)

 
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