大きな脳を持つに至ったのは、果物を食べたから?

霊長類の脳の大きさ 果物を食べたから? 米論文

大脳の発達には食事が影響しており、具体的には果物を食べる霊長類は葉を食べる霊長類より大きな脳を持つという内容の論文が3月27日に発表された。米ニューヨーク大学のアレックス・デカーシエン氏による論文で、米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション」に掲載された。

これまで、霊長類の認知の複雑さは社会の複雑さが主な原因であり、社会的圧力が人間の脳の大規模な進化をもたらしたと考えられてきた。そこで、研究チームは複数の社会的尺度(平均的な群のサイズや、交配様式など)を調整した上で、大きな霊長類のサンプル140 種以上について、脳の大きさ、身体の大きさ、食事の種類について統計的に分析した。

その結果、「群れの大きさ」は脳の大きさには影響が見られず、「身体の大きさ」と「食事の種類」がそれぞれ脳の大きさに有意に影響していた。果物を食べる霊長類および果物と葉を食べる霊長類の脳は、葉を食べる霊長類の脳よりも有意に大きく、同一の体重の場合、25%も大きかったという。

(写真はイメージ)

 
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