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全世代でネット利用時間が増加 若者はSNS・動画利用でテレビ離れ

全世代でネット利用時間が増加 若者はSNS・動画利用でテレビ離れ

総務省が7日に公表した「2016年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10~60代のインターネット利用時間は全世代で増加傾向だった。特に10~20代はソーシャルメディア、動画視聴、ゲームでの利用率が高く、10代女性は休日にソーシャルメディアを平均130分以上利用していた。スマートフォン利用率は2013年にフィーチャーフォン(ガラケー)を上回ってから増加を続け、今回調査で初めて7割を超えた。

主なソーシャルメディアの利用時間では、LINE、フェイスブック、ツイッター、ミクシー、モバゲー、グリーのいずれか1つでも利用している人の割合は、全世代で前年の66.5%から71.2%に増加。

LINEの利用者が全世代で突出して高かった。30代以上ではそれにフェイスブック、ツイッターが続いた。一方、10~20代ではツイッター利用者がLINEに次いで高く、フェイスブックは20代ではツイッターと同程度、10代では2割以下にとどまった。

10~20代はソーシャルメディアの利用時間が突出して高かった。休日になると、ソーシャルメディア、動画視聴、ゲームをする時間が飛躍的に上昇。30代以上の世代と明らかな違いがあった。

スマートフォンの利用率は、全世代で前年の68.7%から71.3%に増加。20~30代では90%を超える高水準となり、50代以下のすべての世代でフィーチャーフォンを上回った。

メディアへの信頼度は、新聞70.1%(前年68.6%)が最も高く、テレビ65.5%(同62.7%)、インターネット33.8%(同29.7%)、雑誌20.5%(16.7%)が続き、全世代でほぼ同じ傾向だった。ただし、インターネット利用者と非利用者ではインターネットに対する信頼度に24ポイントの差があり、利用している人のインターネットへの信頼度が高かった。

10~20代の若者はインターネット利用時間が増加した一方、テレビ視聴時間はやや減少。60代のテレビ利用時間は90%以上の高い水準で一定していた。

(写真はイメージ)

 
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