9月1日、小惑星フローレンスが地球近くを通過 NASA

米航空宇宙局(NASA)は現地時間18日、巨大な小惑星が9月1日に地球の近くを通り過ぎると発表。衝突の危険はなく、安全であるとしている。地球と月の距離のおよそ18倍にあたる約700万km離れたところを通過するという。

この小惑星は1981年3月にオーストラリアで発見され、現代看護の創始者であるフローレンス・ナイチンゲール(1820~1910)の名を冠して「フローレンス」と呼ばれている。地球近傍を回る小惑星の中では最大級で、約4.4kmもの大きさ。なお、恐竜絶滅の原因とも考えられるメキシコのユカタン半島にある約6600万年前の小惑星衝突跡は、10~15kmの大きさの小惑星によって生じたものだ。

NASAの地球近傍天体研究センター(CNEOS)のマネージャーであるポール・チョダス氏は、「これまで多くの既知の小惑星がフローレンスよりも地球に近いところを通り過ぎてきたが、それらのすべてがフローレンスより小さなものだった。地球近傍の小惑星を探知し追跡するNASAのプログラムが始まって以来、フローレンスは私たちの惑星の近くを通過する最大の小惑星だ」と述べた。

最大級の小惑星が近くを通過する機会を捉え、カリフォルニア州にあるNASAのゴールドストーン太陽系レーダーや、プエルトリコのアレシボ天文台などで地上からのレーダー観測が計画されている。こうした観測により、フローレンスの正確な大きさや、約10mの精度で表面の詳細な様子も明らかになるだろう。

今回のフローレンスの通過は、1890年から2500年までの間で最も地球に接近する。8月下旬から9月初旬に9等星にまで明るくなり、南の魚座、やぎ座、みずがめ座、いるか座の間を移動する様子が小さな望遠鏡でも数日間にわたって見ることができそうだ。

画像提供:NASA

 
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