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英国政府が象牙の販売禁止を厳格化

英国政府が象牙の販売禁止を厳格化

英国政府は3日、象牙の販売を禁止することを発表。違反した場合は無制限の罰金および最高で懲役5年の刑が科せられるとする、世界で最も厳しい規制の導入を決めた。英国のゴーブ環境相は「象牙が取引商品およびステータスシンボルだった時代は終わりだ」とコメントした。

今回新たに導入された規制では、生産時期にかかわらず、象牙製品の取引を全面的に禁止するというもの。ただし、骨とう品の場合は1947年以前に製造され、象牙が使用されている割合が10%以下のものであること、楽器では1975年以前に製造され、象牙が使用されている割合が全体の20%以下であれば、例外となる。

象の数は過去10年間で約3分の1に減少しており、象牙の世界的需要のために殺される象の数は年間約2万頭、1日に換算すると約55頭とされている。EUは世界でも有数の象牙輸出国で、1989年以前に生産された象牙製品や、すでに死んだ象から取られた象牙を用いたものにおいては取引が認可されている。これに対し動物保護活動家らは、すべての合法な象牙取引が、野生の象牙売買を可能にする抜け穴になっていると指摘している。

象牙の国際取引はワシントン条約で禁止されているが、日本では国内取引が禁止されていないため、違法取引の温床となっていることが指摘されている。今年1月にはWWFジャパンが、日本政府に宛てて象牙取引の取り締まりを求める要望書を提出している。

(写真はイメージ)

参考記事
象牙の国内全体量を把握 環境省がキャンペーン開始(2017/09/06)

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