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EU、2030年代に「完全自動運転」社会目指す

EU、2030年代に「完全自動運転」社会目指す

EU(欧州連合)の欧州委員会は17日、2030年代に完全自動運転社会を実現するための工程表を発表。欧州が「完全自動運転化における世界のリーダー」になることを目指すとしている。

欧州委の工程表では、2020年代に高速道路での自動運転や都市部での低速自動運転を実現、2022年までにすべての新車に通信機能を備えた「つながるクルマ」化、2030年代にはトラックや車、公共交通機関の完全自動運転化を通して、市内移動における25%の自動化社会を目指す。そのための資金支援、法整備、自動運転に関する倫理・社会問題への対応を進めていくとしている。

自動運転には段階があり、「アクセル、ブレーキ、ハンドルのうちいずれかの操作が自動で行われる」(レベル1)、「アクセル、ブレーキ、ハンドルのうち複数の操作が自動で行われる」(レベル2)、「アクセル、ブレーキ、ハンドル全ての操作が自動で行われるが、緊急時はドライバーが操作する」(レベル3)、「限定された条件下でドライバーが関与しない高度自動運転」(レベル4)、そして欧州委員会が最終的に目指す「ドライバーが全く関与しない完全自動運転」(レベル5)の5段階に分けられる。

完全自動運転をめぐっては、ブレーキが利かなくなるなどの非常時に「乗員と歩行者のどちらを優先して守るべきか」「大多数と少数の歩行者のどちらを優先して守るべきか」といった判断を機械が迫られることが想定され、倫理的な側面として物議をかもしている。自動運転が死亡事故を起こし得る前提のもとに、道徳・倫理判断をどのように設定するべきかが大きな課題となっている。

EU、2030年代に「完全自動運転」社会目指す
EC(欧州委員会)資料より
(冒頭の写真はイメージ)
 

参考記事
自動運転用語を統一 一般への認知度向上目指す(2018/02/18)

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