実質GDP成長率が大幅減少、0%台へ

日本経済研究センターが13日、10月度の「ESPフォーキャスト調査」を公表した。「ESPフォーキャスト調査」とは、民間エコノミスト約40人が株価や円相場を含む重要な指標の予測値や総合景気判断等を行い、総合的に景気見通しをまとめたもの。これによると、7~9月期の実質GDP成長率は前月比1.12ポイント減の0.55%で、2カ月連続で大幅に減少した。また15年度予測も同0.14ポイント減の0.97%となり、調査を開始した2014年1月以降初めて1%を割った。
実質GDP成長率を構成する3指標全てマイナスとなり、「民間消費」は同0.13ポイント減、「設備投資」は同0.47ポイント減、「輸出等」は0.77ポイント減。
8月以降の世界経済不安感が日本にも色濃く反映された結果となった。

(写真はイメージ)