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水素社会実現に向けた「水素バリューチェーン推進協議会」設立、トヨタなど参画

トヨタ自動車は7日、水素分野におけるグローバルな連携や水素サプライチェーンの形成を推進する新団体「水素バリューチェーン推進協議会(以下、JH2A)」に加入したと発表した。JH2Aは地球温暖化対策において中心的な役割を果たすことが期待される水素について、今後も日本が世界をリードし続けるために、様々なステークホルダーと連携して取り組んでいくとしている。

近年、多くの国が水素社会の実現に向けた取り組みを加速している中、日本においてもCO2削減に向けて、水素の利用促進の可能性や課題が議論されてきた。水素の需要拡大には、様々な企業が連携し、安価な水素の供給と利用促進に取り組むことが必要となる。

水素社会の構築を加速させるためには、(1)水素需要創出(2)スケールアップ・技術革新によるコスト低減(3)事業者に対する資金供給、という3つの課題解決を目指す横断的な団体が必要なことから、新団体設立にむけて準備委員会を設立し、具体的な検討を今年10月から進めてきたという。

新団体設立のための準備委員会には、岩谷産業、ENEOS、川崎重工業、関西電力、神戸製鋼所、東芝、トヨタ自動車、三井住友フィナンシャルグループ、三井物産らが参画した。

JH2Aでは今後、既存の団体や事業者と協力・協調し、水素バリューチェーンの構築を目指して活動に取り組むため、事業化・渉外・調査等の機能を準備していく予定だ。

(写真はイメージ)