欧州宇宙機関のIXV、大気圏再突入実験に成功

 退役した米国のスペースシャトルのような宇宙往還機の実現に向けて、欧州宇宙機関(ESA)が開発した無人実験機IXV(Intermediate eXperimental Vehicle、アイ・エックス・ヴィー)が大気圏再突入実験に成功した。これまでESAは、太陽系内に打ち上げた機体を地球に帰還させる技術がなかったため、ESAの宇宙開発が新たな段階に入ったといえる。
 IXVはギアナ宇宙センターから日本時間2月11日22時40分にヴェガ・ロケットで打ち上げられた。17分59秒後、高度340kmでIXVは分離され、慣性で高度412kmまで到達。そこから降下を始め、噴射機能を使って速度を落として高度120km付近で秒速7.5kmまで減速し、大気圏に再突入した。滑空飛行を行った後にパラシュートを広げ、打ち上げから約100分後にガラパゴス諸島の西側の太平洋上に無事着水した。

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