ドコモが食品ロス削減サービス「ecobuy」を提供開始。お得な買い物がSDGs活動につながる

ドコモが食品ロス削減サービス「ecobuy」を提供開始 お得な買い物がSDGs活動につながる

NTTドコモ(以下、ドコモ)は20日、スーパーマーケットや飲食店などの小売業で発生する食品ロスの削減を目指すサービス「ecobuyTM(エコバイ)」の提供を開始した。消費者が食品ロス問題を意識し、自発的に消費・賞味期限の近い食品を購入するような「消費行動の変化」を促すことを目指す取り組みだ。


「食品ロス」とは、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品のこと。農林水産省2018年度推計値によると、日本では年間約600万トンもの食品が捨てられており、その約半数が一般家庭で発生しているという。

今回ドコモが提供を開始するecobuyは、消費者が普段からよく行くスーパーなどの店舗で消費・賞味期限が近い商品をお得に購入できるというサービス。ecobuy利用者は、ポイント付与を受けながら、気軽に食品ロス削減につながるSDGs活動に参加できる。

Ecobuyを利用するには、まずスマートフォンに専用の「ecobuyアプリ」をインストールする。次に、ecobuyアプリ経由で対象食品の購入時のレシートを撮影・申請すると、「ecobuyポイント」がたまるという流れだ。ためたポイントはdポイントなどに交換が可能。ecobuyアプリの利用料は無料だが、利用時には「dアカウント®」が必要となる。

ecobuy加盟店は、店舗で消費・賞味期限が近い対象商品に対象商品だとわかるよう目印となるシールを貼り、おすすめ商品として自店舗をお気に入り店舗登録している消費者に「ecobuyアプリ」を通じてプッシュ配信することで、食品ロス削減に取り組める。加盟料は、1店舗あたり月額料金5500円(税込)。

ドコモは、今回の新サービスを通じて、消費者自身が食品ロス問題を意識し、自発的に消費・賞味期限の近い食品を購入するような「消費行動の変化」を促すことを目指すとしている。

(写真はイメージ)