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4月8日まで発達障害啓発週間 ライトアップなど各地で啓発活動

42日は2007年に国際連合が定めた「世界自閉症啓発デー」だ。日本では、毎年42日から8日を発達障害啓発週間としており、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の取り組みが行われている。

発達障害への理解と支援を

自閉症(ASD/自閉スペクトラム症)は発達障害の一種で、何らかの脳機能の障害と考えられているが、はっきりした原因は特定されていない。近年、自閉症や発達障害についての認知は高まってきているものの、偏ったイメージや不正確な情報も未だ存在している。

発達障害や不登校の子どもと家族を支援するWOODY(東京都渋谷区)が3月に実施した調査によると、発達障害等の障害を持つ子どもの59%が不登校になっており、「家庭以外に居場所がない」と回答した保護者が39%いた。「親子で引きこもりになり社会から断絶されていて居場所がない」といった声もあり、発達障害に対する周囲の理解や支援が必要とされている。

世界自閉症啓発デーは、自閉症をはじめとする発達障害について広く認知を深めることで、発達障害のある人だけでなく誰もが幸せに暮らすことができる社会の実現を目指している。東京タワーや都庁など各地のランドマークでは2日、世界自閉症啓発デーのシンボルカラーであるブルーのライトアップが行われた。

またSNSのX上では、東京都自閉症協会が「Warm Blue 2024キャンペーン」を実施した。青いものを身につけたブルーコーデや、ブルーにデコレーションした施設などの写真が、ハッシュタグ「#WB_2024」等とともに投稿された。

子どもも大人も、広がる支援の輪

セサミストリートジャパンは2日、NHK Eテレに出演しているSDGs こどもユニット「ミドリーズ」とコラボレーションして制作した、ミュージックビデオ「We Belong わたしたちのうた」をYouTubeで公開した。

同曲は昨年、世界自閉症啓発デー日本実行委員会の公式テーマソングに選ばれた曲で、すべての子どもたちの友情を尊重し、多様性豊かな社会で、子どもたち全員が居場所を感じられるように願い込めて制作されたという。

また翔泳社(東京都新宿区)は、自社の刊行する発達障害の関連書籍12タイトル全ページを、3月29日から4月11日の期間、無料公開している。同社は2019年から発達障害啓発週間に合わせて同様の取り組みを実施しており、今年で6回目となる。

Ledesone(レデソン・大阪府大阪市)は5日、発達障害に関する取り組みを紹介するイベント「ハッタツソンフェス2024」を開催する。「ニューロダイバーシティ(脳の多様性)」や障害支援アプリ、インクルーシブデザイン等に関する、専門家や当事者によるトークセッションが準備されている。大阪府大阪市のQUINTBRIDGEで行うほか、YouTube LIVEでも配信される予定。

国内外での多様な取り組みによって、発達障害に対する理解や支援が広がり、多くの人が幸せに暮らせる社会への一歩となることが期待される。

(冒頭の写真はイメージ)