10月の全国百貨店売上高、7カ月連続で昨年を上回る

日本百貨店協会(JDSA)が19日に発表した10月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店売上高は前年同月比4.2%増の4974億円で、7カ月連続のプラスとなった。訪日外国人売上高も同96.0%増と好調だった。

10月は、2度の台風上陸を受けた昨年に比べ穏やかな天候が続き、土曜日が1日多かったことも影響した。地域別では東京(同7.4%増)、大阪(同6.9%増)をはじめとして、全18地区中16地区で昨年を上回った。商品別では、衣料品や食料品など主要5品目すべてで昨年を上回った。特に雑貨は同15.5%増となった。

訪日外国人動向は、昨年10月の免税制度改正から一巡したものの、購買客数は同94.1%増、売上高も同96.0%増となり33カ月連続のプラスだった。

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