輸入小麦の価格、4月期は7.1%引き下げ

農林水産省は9日、4月期の輸入小麦の価格改定を発表した。直近6カ月間の平均買い付け価格が下落したことを受け、政府が製粉会社に売り渡す価格は平均7.1%引き下げとなる。

小麦の国際相場が、世界的に潤沢な在庫・供給量を背景に軟調推移したこと、燃料油価格の下落等で海上運賃が低迷したことなどが買い付け価格の下落要因となっている。

4月期の5銘柄の政府売り渡し価格(加重平均)は5万2610円/トン(対前期比7.1%減)で、うちハード・セミハード系小麦が5万1620円/トン(対前期比7.1%減)、うちソフト系小麦が5万4620円/トン(対前期比7.1%減)。5銘柄の内訳は、ハード・セミハード系小麦(主にパン・中華麺用)が3種類(アメリカ産2種類、カナダ産1種類)、ソフト系小麦(主に日本麺・菓子用)が2種類(オーストラリア産、アメリカ産)となっている。

 
(写真はイメージ)

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