ベトナム・ハノイで日本国際学校落成 日本式教育で幼稚園から高校まで

ベトナム・ハノイで7日、日本式の教育カリキュラムで幼稚園から高校まで一貫教育する「日本国際学校」の落成式が行われた。今回、幼稚園と小学校の校舎が竣工し、最終的に高校までの一貫校とする予定。日本式の教育で先進的な教育モデル校となることを目指しており、現在、今年の夏から始まる年度の幼稚園と小学校の入園・入学の募集をしている。

同学校では入学試験を設けるが、ハノイに住む子供なら国籍を問わず入学資格がある。コースは「国際コース」と「バイリンガルコース」の2つ。国際コースは、主に日本語と英語で各科目を教えるコースだが、ベトナム語またはフランス語を外国語として学ぶコースと、日英越3言語で科目を教えるコースに分かれる。「バイリンガルコース」は、ベトナム語と、日本語または英語のどちらかで教えるコースで、日・英語のもう片方は外国語として学ぶ。どれを選んでも、3言語をある程度以上使えるようになる。子供の早期教育を重視する「モンテッソーリ教育」と「七田教育」を採り入れる。

同学校はベトナムの投資家団体と中央大学の協力により設立された。中央大学は日本国内に附属の高校が4校あるが、他の組織と共同で海外に高校を設立するのは初となる。落成式では、同校理事会のダオ・スアン・ホク理事長、山田正校長、中央大学理事の大村雅彦教授があいさつや同校の説明などをした。その後、子供の入学を希望する保護者との座談会が開かれ、予定のおよそ2倍の時間にわたり、質疑応答がなされた。

(写真はイメージ)

 
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