「人工知能の診療参画、20年内に」 医師の7割が回答

「人工知能が診療に参画する時代が来るのか?」について約3700人の医師にアンケートを実施した結果、約70%が「20年以内に診療を担う」と回答した。医師専用コミュニティサイトを運営するメドピア(MedPeer)が18日に発表した。

アンケートでは、「数値化やマニュアル化できる部分に関しては早いうちに機械化できる」「今でも既に診断時にインターネット検索を活用している」といった声が多かった。中には「専門性が必要で見逃し難い希少疾患には人工知能が有用だ」と、難易度や専門性の高い医療への人工知能
活用を期待する声もあった。

人工知能の診療参画は「20年以上先」と回答した医師からは、「患者の声や表情等の微妙なニュアンスの読み取りはプログラミングが難しいだろう」「間違いを起こした時の責任の所在など、法的・倫理的な問題をクリアするのに時間がかかる」といった技術以外の要素に対する懸念が挙がった。

一方、「100年経っても参画する時代は来ない」と回答した医師も約10%いた。その中では「来ないで欲しい」という希望の声や、「人が人を診ることが前提の日本の風土には合わないと思う」という声が見られた。

参考記事
「人工知能が10年内に人の仕事に影響」 IT担当54.6%が回答

 
(写真はイメージ)

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