阪大とパナソニック、人工知能共同講座を開始

大阪大学とパナソニックは22日、人工知能(AI)技術とそのビジネス応用に関する人材を育成するため、人工知能共同講座を開始すると発表した。同日からはパナソニックの技術者を対象にカリキュラムを開始し、来年4月からは阪大の学生や賛同企業・大学に対してもカリキュラムを提供する。

近年、ビッグデータやIoT(モノのインターネット)、AIなどの情報技術革新に伴い、家電や住宅や車載等の領域でデータ化やAI活用の流れが活発化している。パナソニックは、AI技術等を使いこなし、新しいビジネスモデルによる製品・サービスを生み出す人材の育成を急務としていた。

一方、阪大は従来の基礎的な情報科学に関するカリキュラムのほかに、ビッグデータ、ビジネス情報システム、知能推論、知識科学、知能アーキテクチャ等のカリキュラムの拡充を進めいた。

まずは「人工知能技術統合カリキュラム」と「データ利活用基盤の共同推進」の2講座から開始し、パナソニック内のAI研修施設でデータマイニングや機械学習に関する座学とプロジェクト形式の講義も行う。AI分野での産学連携による共同講座の設立は国内で初という。

(写真はイメージ)

 
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