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旅行・観光競争力、日本は9位。上位は欧米

 スイスの世界経済フォーラム(WEF)は6日、「旅行・観光競争力報告書」を発表した。ランキング上位はほぼ欧米諸国が占めた。日本は9位で、前回の14位より5つランクを上げ、アジアの中では1位だった。「文化的観光資源」、「交通インフラ」、「情報通信技術(ICT)充実度」が高く評価された。
 トップ10は順にスペイン、フランス、ドイツ、アメリカ、イギリス、スイス、オーストラリア、イタリア、日本、カナダとなった。アジアで上位に入ったのはシンガポール(11位)、香港(13位)、中国(17位)、マレーシア(25位)、韓国(29位)、台湾(32位)、タイ(35位)だった。
 上位に入った欧米諸国は、「文化的観光資源」、「天然観光資源」に加えて、「観光サービスインフラ」、「衛生条件」、「国際開放性」が主な決め手となった。
 一方、欧米・日本ともに「価格競争力」はマイナス要因となった。
 前回の調査は2013年で、トップ3はスイス、ドイツ、オーストリアだった。