美容にもガン予防にも?! 薬膳デザート「亀ゼリー」

 美肌、解熱作用、ガン予防と、現代日本人の心を捉えるような効能が魅力の「亀ゼリー」。中国南部や、香港などでよく見かける伝統的な食品である。マレーシアでもこの食品は人気で、記者の同僚の中華系マレーシア人によると、風邪をひいた時や体調不良と感じた時は亀ゼリーを食して回復を図るそうだ。マレーシアで至る所に支店を構える、香港最古の亀ゼリー本舗と言われる「恭和堂」にて、実際の味を体験してみた。

薬膳デザート「亀ゼリー」
亀ゼリー。コーヒーゼリーよりも色は濃い。お味は……。

 一見中国茶屋のような内装の店内に入り、メニューを見ると、大が12リンギット(約360円)、小が9リンギット(約270円)だ。HotとColdから選べる。
 注文して5分も待つことなく、亀ゼリーが運ばれてきた。両手で包んでもすこし大きいくらいのカップにたっぷりの量の漆黒のゼリーが入っている。一口すくって食べてみる。無味?! と思うや否や、表現できないほどの苦い後味がやってくる。付けあわせの甘いシロップを混ぜて食べることでやっと、美味しいと感じることができた。
 この亀ゼリーは、亀のお腹の板の部分である「腹甲」を干して粉末にしたものと、解毒や利尿作用のある土茯苓(ドブクリョウ)など何十種もの生薬を混ぜて煮込んで作られるという。加熱されて凝固したたんぱく質がゼリー状となっているため、コラーゲンをそのまま摂取できる食品だ。

 元来、亀ゼリーは清朝時代に宮廷で珍重されたという文献が残っており、体内にたまった熱気を冷ますため、解毒、解熱、暑気払いの特効薬として処方され、民間に広まってきた。最近では炎症を抑えたり、細胞の活性化や免疫力を高めたりといった効能があることも分かってきている。
 また、解熱作用が血流をよくするので、循環がよくないためにできるニキビや吹き出物にもいいとされ、美肌効果も謳われている。体の内側から外側まで良い効果が沢山期待できる、食べる万能薬亀ゼリー。日本でも、オンラインで購入が可能だ。是非トライしてみては。