北海道文書館、大雨被災資料の保全を呼びかけ

8月中旬以降、相次いで台風が北海道に上陸し、深刻な大雨被害があったことを受け、北海道立文書館(札幌市中央区)は24日、公式サイト上で緊急メッセージを発表。「大切な写真や書類が水に浸かってしまった場合にもすぐに捨てないで。復活できる可能性があるので相談してほしい」と呼びかけた。

阪神・淡路大震災の教訓から歴史資料の保全・再生に取り組んでいる神戸大学の歴史資料ネットワークは、災害が起こると、家や倉に古くから置かれていた文書や記録といった歴史資料が破棄・処分されてしまうことあると指摘。古文書、古い本、古いノート、新聞、写真、絵、自治会など団体の記録・資料といった紙媒体の記録だけでなく、農具や機織り機、古い着物など、モノづくりや生活の道具も歴史資料として紹介している。まれに、古いふすまや屏風にも下貼りに古文書が使われているケースがあるという。

北海道立文書館
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/mnj/index.htm

参考記事
熊本博物館、歴史・民族資料の保全を呼びかけ(2016/4/21)

(写真はイメージ)

 
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