ブランドランキング アジアでサムスン5年連続首位 ソニー3位

英国に本部を置くヘイマーケット・メディア・グループは6日、同グループが発行する広告業界誌『キャンペーン・アジア・パシフィック』でアジア太平洋の13カ国・地域での人気ブランドのランキングを発表した。1位は5年連続でサムスンとなり、2位はアップル、3位はソニーとなった。日本企業は他にパナソニック(5位)、キヤノン(8位)がトップ10に入った。

トップ10のブランドと、40位以内にランクインした日本のブランドは以下の通り。かっこ内は去年の順位。

<トップ10>
1位(1位) サムスン(Samsung)
2位(4位) アップル(Apple)
3位(2位) ソニー(Sony)
4位(3位) ネスレ(Nestle)
5位(5位) パナソニック(Panasonic)
6位(6位) ナイキ(Nike)
7位(7位) LG
8位(8位) キヤノン(Canon)
9位(9位) シャネル(Chanel)
10位(10位) アディダス(Adidas)

<40位以内の日本ブランド>
16位(17位) ロッテ(Lotte)
17位(12位) 東芝(TOSHIBA CORPORATION)
18位(19位) 明治(MEIJI)
19位(21位) プレイステーション(PlayStation)
24位(29位) ニコン(Nikon)
25位(20位) ホンダ(Honda)
29位(24位) シャープ(SHARP)
31位(32位) 日立(Hitachi)
32位(36位) 資生堂(Shiseido)

大きく順位を上げたのは、インテル(25上げて89位)、ラルフ・ローレン(14上げて92位)、インスタグラム(91上げて173位)などだった。

調査は米ニールセンによるもの。13カ国・地域(オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム)で、それぞれ400人(中国は1200人、インドは800人)に、14の分野別に、名声があり信頼を置けると思えるブランドを2つずつ選ばせ集計した。

日本の市場のみの集計では、トップ10は以下の通り。

1位(1位) パナソニック
2位(2位) ソニー
3位(4位) アップル
4位(3位) 明治
5位(8位) 資生堂
6位(6位) 森永
7位(11位) キヤノン
8位(5位) 東芝
9位(10位) ロッテ
10位(13位) シャネル

日本企業の海外でのブランディングについて、同誌と同系列の「キャンペーン・ジャパン」は5月10日付の記事で、「製品自体がその『力』でヒットすることは、まずないと言っていい。海外市場でのニーズに応えるため、日本企業は『生産者』としてではなく、『ブランド』としての意識を高める必要がある」と述べている。

(写真はイメージ)

 
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