火星でジャガイモを栽培できるか? 火星似の砂漠土で実験

火星でジャガイモを栽培できるか? 火星似の砂漠土で実験

南米ペルーの首都リマにあるインターナショナル・ポテトセンター(CIP)は8日、ジャガイモが火星の大気条件下で栽培でき、さらには地球の極端な気候条件下でも栽培できることを証明する実験の結果を発表。結果内容は肯定的なものだったという。

CIPは、昨年2月14日に模擬的な火星の条件下でジャガイモを栽培する実証実験の第2段階の取り組みを開始。米航空宇宙局(NASA)のエイムズ・リサーチ・センター(ARC)の協力で、リマのペルー国立工科大学(UTEC)の技術者が構築した「キューブサット」内に、火星の昼夜の温度や気圧、酸素や二酸化炭素のレベルなど模倣した環境を作り、そこにジャガイモを植えた。

ARC、UTEC職員を歴任してきた地球外知的生命体探査(SETI)研究所の研究員フリオ・バルディビア・シルバ氏は、「火星のような条件下で作物を栽培することは、この実験の重要な段階。キューブサット内で作物が極端な状況にさらされても耐えられるなら、火星でも十分に育つ可能性がある。どのジャガイモの品種が最も効果的かを調べるため、数回の実験を行う予定だ。ジャガイモが生き残るのに必要な最小限の条件を知りたい」と述べた。

CIPは2016年、地球上で発見されている中で最も火星の土に似ているというペルー南部のパンパス・デ・ラ・ホジャ砂漠の土を、リマのラ・モリーナにある実験場に持ち込んだ。この土壌は非常に乾燥しており塩分を含むが、この土でも肥沃な土の助けを借りてジャガイモを栽培できる証拠を示すことができた。ARC職員のクリス・マッケイ氏は、「この研究は、地球に技術的・生物学的な利益をもたらす可能性がある」と述べた。

火星でジャガイモを栽培できるか? 火星似の砂漠土で実験
画像提供:インターナショナル・ポテトセンター(CIP)
(冒頭の写真はイメージ)
 

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