280万年前の最古のヒト属化石を発見

 275万~280万年前の原人化石をアフリカ東部のエチオピアで発見したと、米アリゾナ州立大などの国際チームが5日、米科学誌サイエンスに発表した。これまで知られていた最古の原人は230万~240万年前のホモ・ハビリスで、現生人類(ホモ・サピエンス)と同じホモ(ヒト)属の起源が40万年遡る可能性がある。顎には猿人であるアウストラロピテクスに似た特徴があるが、臼歯が小型化するなど原人らしい面を併せ持つ。原人の登場は、気候変動によって森林が減り、乾燥した平原に人類が進出したことによるという説があるが、発見場所付近からは、草食動物のレイヨウやゾウ、カバ、ワニ、魚などの化石が見つかっており、草原や森林のほか、川や湿地があったとみられる。200万~300万年前の人類化石の発見は少なく、今回の発見が猿人と原人のギャップを埋めるものと期待されている。

画像提供:Science

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