自撮りブーム、英国女性のファッション市場にも影響大

フランスのヴェルサイユ宮殿や、ロンドンのナショナル・ギャラリーでも使用を禁止されている自撮り棒。使用厳禁の動きはさらに広がりを見せそうであるが、自撮りブームは世界的に拡散中だ。英語では自撮りはセルフィー(Selfie)といわれるが、いよいよ女性のファッション市場にも影響を与えていると、英デイリー・メール紙が伝えている。

自分のファッション・センスを活かして、フェイスブックやインスタグラムに自身の写真を投稿し、一躍、時のファッション・ブロガーに――。そんな夢を抱いている、特に1982~2000年生まれの若い女性たちが増えているという。「彼女たちは、何度も同じ服の写真を投稿しないように新しい服を買い続けることに常にプレッシャーまでも感じている」と小売業界のマーケティング専門家、ジェイミー・メリマン氏が指摘。そして、服を購入するのにそこまでお金をかけられない彼女たちは、トップショップなどのいわゆるファスト・ファッション系の店で、安くて着回しのよい服を多数購入することを選択し、買ってはすぐに捨てて新しい服へ飛びつく。こうした「ベルトコンベヤー式」のショッピング・パターンが主流になっているのだとか。

この現象に小売業界も反応。トレンドを反映させた商品をなるべく早く入荷する流れが出てきている。生産原価の安い中国やインドなどのアジア工場で大量生産を行っていたメーカーが早さ重視で、生産場所をヨーロッパにシフトしているというのだ。

ソーシャル・メディアとファッション市場の関係は、今後もヒートアップしそうである。

(写真はイメージ)