外来種カメ収容の巨大池をクラウドファンディングで建設

外来種カメ収容の巨大池をクラウドファンディングで建設

爬虫はちゅう類・両生類専門動物園の「iZoo(イズー)」(静岡県河津町)は、12月29日より外来種カメ収容「巨大池建設」プロジェクトで、賛同者から資金を募るクラウドファンディングを開始した。

同園では、個人が飼育しきれなくなった爬虫類・両生類を2012年の開園から引き取っている。しかし、アカミミガメ(通称ミドリガメ)を始めとするカメが現状で1000匹以上に達しており、引き取りの継続が困難になった。そのため、クラウドファンディングで集めた資金で、カメを収容する縦8m、横20mの巨大池を建設することを計画。水質を保つろ過装置も設置し、完成すれば8000匹のカメを収容できるようになる。目標金額は150万円で、期間は3月18日まで。1月2日時点で94万4000円が集まっている。

アカミミガメは米国原産の外来種。大量に輸入されて逃げ出したり捨てられたりしたカメによる生態系の影響が懸念されている。2015年7月に環境省により「アカミミガメ対策推進プロジェクト」が発表された。
 

参考記事
ミドリガメの輸入禁止と駆除促進へ 環境省が対策プロジェクト発表(2015/8/10)