中小企業の人材確保支援 経産省が全国で説明会

経済産業省は8月26日、中小企業の人材確保のための合同企業説明会を、全国各地で9月から実施すると発表した。47都道府県で公募により実施事業者が選定され、地域内外の若者・女性・シニアなどの多様な人材と同事業者のマッチングの場となる。また同説明会を通じて、マッチングした人材が定着するところまでをサポートしていく予定だ。

また、都市部の人材が出身地に戻る「Uターン」、出身地以外の地方へ移住する「Iターン」、出身地近くの地方都市に移住する「Jターン」によって地方で就業する形態もサポートする。「UIJターン人材確保イベント」で、都市部の若手人材などの発掘と地域事業者とのマッチングを行なう。

同省中小企業庁が6月に発表した中小企業実態基本調査によると、2013年度の中小企業の売上高は前年比9.9%増の504兆円と好調である一方、従業員数は5.4%減と人材不足が顕著になっている。同省はこの人材不足問題を解決することで、中小企業の成長と日本経済の成長を下支えするねらいだ。

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