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8月後半の内定獲得率77.8% 採用解禁「後ろ倒し」の影響は?

アイデム(東京都新宿区)は、2016年3月卒業予定者の8月後半の内定獲得率と就職活動の継続予定に関して、調査した結果を4日に発表した。「1社以上内定あり」は77.9%、就活が「すでに終了している」は50.3%となった。8月に解禁された採用活動が本格化していることが分かった。

採用活動は昨年まで4月に解禁されていたが、今年は政府の要請により、8月からの解禁となっていた。内定獲得率は今年6月1日時点の31.1%から40ポイント以上上がっている。昨年の採用解禁直後の4月末は47.0%。内定獲得社数は「1社」が28.7%、「2社」が20.3%。就活継続予定は「8月末まで」が12.9%、「9月末まで」が15.8%だった。

分析担当者は、「(採用選考期間が)一概に短期化しているとは言えないが、今年の就職活動は、学生にとっては『売り手市場』であり、企業からすると『より早く』採用活動を行いたいということがうかがえる」としている。

本調査の対象は、2016年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望しており、アイデムの運営する「JOBRASS新卒」に登録している短大2年生・大学4年生・大学院2年生の男女。ネット調査を用い、443名から回答を得た。

(写真はイメージ)