マンホール型基地局でより繋がりやすく ドコモ

マンホール型基地局でより繋がりやすく ドコモ

NTTドコモは11日、マンホール型基地局の試作機を国内で初めて開発、実証実験中であることを発表した。観光地や景勝地などアンテナが設置しにくい場所での通信環境の改善や、より繋がりやすいサービスエリア構築などを目的としている。

同社が発表したマンホール型の基地局は、マンホールの中に基地局を設置したもの。アンテナは地中10cmの深さに設置され、無線装置への光回線の接続や電源は地下埋設された配管から引き込む。サービスを受けられるエリアはマンホールから半径90m程度で、基地局の真上に人が立った状態でも基地局からの電波の強さが電波法令を満たすことが技術のポイントだ。

マンホール型基地局でより繋がりやすく ドコモ
サービスエリアイメージ

本格運用に当たっては、(1)快適な通信環境を確保できること、(2)マンホール型基地局周辺の電波の強さが電波防護指針に基づく電波法令を順守していること、(3)設置場所の安全基準に準拠したマンホール蓋の強度が必要となっており、積雪や高負荷、高温多湿、降雨の多い環境下などでこれらを満たすことができるか、今後実験が行われる。
同社は2018年度内の本格運用を目指し、これまで基地局設置が難しかった地域への通信環境の改善に取り組むとしている。また今回の実証実験の対象はLTE方式の基地局だが、将来的には大容量の第5世代移動通信システム「5G」への応用も並行して検討する予定。

画像提供:NTTドコモ(冒頭の写真はイメージ)

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