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ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)

ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)

クリスマス当日が近づくと、クリスマスマーケットは終わりを告げ始めます。「クリスマスマーケット」とは言うものの、実態はクリスマス前のアドベント(待降節)の時期のイベントなのです。そんな中でベルリンには、大晦日まで開催されているクリスマスマーケットがあります。

首都ベルリンでは、各地区でさまざまなクリスマスマーケットが繰り広げられますが、そんな中でも最も華やかなマーケットとして知られるのが、ミッテ地区ジャンダルメン広場の「ヴァイナハツ・ツァウバー」。ドイツのクリスマスマーケットには珍しく入場料1ユーロと有料で、しかもクリスマスを過ぎたあとも大晦日までと開催期間が長めです。

特筆すべきは、何と言っても開催場所の華やかさ。フランスからドイツに亡命したユグノーと呼ばれる新教徒が18世紀に建てたフランスドームと、これに向かい合うドイツドーム、そしてコンツェルトハウスに挟まれた広場は、往時のエレガントな雰囲気が漂う空間です。ロケーションのすばらしさが、このクリスマスマーケットのプレミアム感を押し上げていると言えそうです。

ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)
歴史的建築物に囲まれた美しいクリスマスマーケット

そして屋台にも漂うセレブ感……。地元の高級ワインレストランやチョコレートショップなどの出店が見られ、どこのクリスマスマーケットでも見かける焼き栗やローストアーモンドの屋台もどことなくおしゃれです。アーモンドは、筆者のクリスマスマーケット史上最高に大粒でロースト具合も絶妙でした。たかが1ユーロの入場料ではありますが、選ばれし者の宴という感じがしなくもありません。

ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)
焼き栗の屋台にも高級感が……

ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)
ローストアーモンドが大粒で美味でした

ところでこのクリスマスマーケット、有料なのは実は日が暮れてからなのです。クリスマス当日の12月25日と26日を除いて、11時から14時までは入場無料、12歳以下の子どもも無料です。日が暮れる前と日が暮れてからのクリスマスマーケットは確かに別物。壮麗な歴史的建築物が立ち並ぶ場所での、イルミネーションの美しさは格別です。

ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)
クリスマスマーケットで長身の天使と出会いました

ドイツ クリスマスマーケットめぐり 2018(5) 首都で最も華やかな場所(ベルリン)
天使のオーナメントも

【ベルリン・ジャンダルメン広場のクリスマスマーケット情報】
開催期間:12月31日まで
11:00-22:00(12月24日は11:00-18:00、12月31日は11:00-1:00)
入場料:1ユーロ(12歳以下は無料)
*月~金の11;00-14:00は入場無料(12月25日と26日を除く)
https://www.weihnachteninberlin.de/weihnachtsmaerkte/971676-955635-weihnachtszauber-gendarmenmarkt.html

(in association with the GNTB/協賛:ドイツ観光局)