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「なんでパンツをはかなきゃいけないの?」 NHKラジオの「子ども科学電話相談」が本に

「なんでパンツをはかなきゃいけないの?」 NHKラジオの「子ども科学電話相談」が本に

「恐竜の化石を見つけたら、わたしの名前をつけてもいい?」
「どうしてパンツをはかないといけないのですか?」
「シマウマはなぜシマシマしているの?」
「AIが人に恋をすることはあるの?」
「セミの抜け殻は食べられますか?」

毎週日曜日に放送中の人気ラジオ番組「子ども科学電話相談」(NHKラジオ第1)に寄せられた子どもたちからの名質問に対し、専門家が真剣に答えたQ&A集『子ども科学電話相談 おもしろギモン大集合』が出版された。

たとえば「どうしてパンツをはかないといけないのですか?」という小学1年生からの質問に対しては、公立諏訪東京理科大学工学部の篠原菊紀教授がこんな回答をしている。

「パンツは別にはかなくてもいいと思うんだよ。だって、世界にはパンツをはかない民族もいるし、日本だってパンツをはくようになったのは、洋服を着るっていう文化ができた150年くらい前からなの。だけど、みんなパンツをはいているのにいきなりぬぐと、問題が出てくる。服だっておなじで、人前で急に服をぬいだら法律にひっかかって、たいへんなことになってしまうでしょう。だから、科学には『はかなくてもいいよ』っていうのが答えだけど、世の中のルールや文化という面からは、『そういうものだ』と思っておいたほうが、いろいろ楽だと思います」(本書より抜粋)

同書を出版したNHK出版は「学校は夏休みに突入しましたが、お休み中の小学生やお子さんを持つご家庭の中には、自由研究の題材にお困りの方も。そんなときのヒントはまずは『ふしぎだな???』と思ったことをそのままにしておかないこと。その疑問は『どうしてだろう』という思考。『察したり』『調べたり』『試したり』する行動、さらに子どもを成長させる『意外な発見』にもつながります」と、同書の意義を語っている。

「子ども科学電話相談」は毎週日曜日午前10:05~11:50に、NHKラジオ第1で放送中。夏休み中の7月21日~8月4日までの15日間は特別に毎日、「夏休み 子ども科学電話相談」を放送する。

画像提供:NHK出版