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富山市で「顔認証決済システム」の社会実験開始 観光動向への影響を検証

富山市で「顔認証決済システム」の社会実験開始 観光動向への影響を検証

富山市は21日、「顔認証決済システム」を活用する社会実験の開始を発表した。今回実施するのは市中心部及び観光地である岩瀬地区の飲食店や観光施設30カ所において「顔認証」で決済ができるシステムの社会実験で、自治体では全国初の試みとなる。

同市は今回の実証実験を通して、顔認証技術による決済システムの利便性の体感と共に、同システムが観光動向に及ぼす影響等を検証する。

社会実験の実施期間は2020年10月1日~2021年3月31日まで。提供するサービスは、2つで、1つ目は「顔認証による決済」。サービス提供店舗は中心市街地20カ所と岩瀬地区10カ所の、計30カ所。スマートフォンから登録用ウェブサイトにアクセスし、顔情報とクレジットカード情報等を登録すると、各施設に設置されたタブレット端末に顔を向けるだけで料金決済が可能となる。なお、対応カードはVISA、マスターのみ。

2つ目は、富山駅での「おもてなしサイネージ」の設置。富山駅総合案内所横にカメラ付きサイネージを設置。顔情報を登録した人がサイネージに近づくと画面に歓迎メッセージが表示される。

同市は「現金やクレジットカードを持たなくても、顔だけで買い物や食事ができる『あたらしいまちめぐり』をぜひ富山市で体験してください」とコメントしている。

画像提供:富山市