4月22日アースデイ 地球環境を考える多彩な取り組み

1970年4月22日に、地球環境について考える日として、アメリカの政治家G・ネルソン上院議員によって提案された記念日「地球の日(アースデイ)」。毎年、アースデイに合わせて地球環境や絶滅危惧種の保護に関する多彩な取り組みが行われている。

今年はコロナ禍の状況を鑑み、オンライン開催のイベントも各地で予定されている。アースデイに先んじて、地球環境の問題を考えるきっかけになるような商品やサービスを紹介する。

絶滅危惧種に触れるノート flerco note

TRINUS(東京都渋谷区、トリナス)は5日、特殊印刷で表紙に絶滅危惧種のスキンを擬似再現したノート「flerco note(フレルコノート)」の先行予約販売を開始したことを発表した。日本の印刷会社が持つ特殊印刷技術を使って、実際には触れることが難しい絶滅危惧種の動物のスキンを擬似再現し、ノートの表紙にした。

今回先行販売されるのは、フィジーイグアナ、ジンベエザメ、アミメキリンの3種類。フィジーイグアナは、爬虫類らしい皮膚の凹凸感を「UV厚盛り印刷」で表現。ジンベエザメのザラザラしたサメ肌には、極小ビーズを混ぜ込んだ「テクスチャ印刷」を用いた。アミメキリンのぎっしりとした短毛は、紙に貼り付けた不織布の上から印刷する「不織布印刷」で表現。商品の売り上げの一部は動物保護団体へ寄付される。

flerco note(フレルコノート)先行予約販売ページ

絶滅危惧種のシルエットでオリジナルハンコをつくる 「WITHスタンプ」

WWFジャパンは、自身の名字の漢字に、絶滅危惧種の動物シルエットをあしらったオリジナルのハンコ(スタンプ)を作成できる「WITHスタンプ」のサービスを提供している。専用ページから自分の「姓」を入力するだけで、絶滅危惧種の動物シルエットが入った「WITHスタンプ」が無料で作成できる。

作成したスタンプはSNSなどのアイコンとして活用したり、実際に認印として購入することもできる。売り上げの一部はWWFの保全活動へ寄付される。

海洋プラスチックでつくられた時計「TIME FOR OCEANS」

北欧スウェーデンのウォッチブランド「TRIWA(トリワ)」が、SDGs普及に向けて2018年から取り組むプロジェクト“TIME FOR CHANGE”では、海のプラスチックゴミから生まれた時計「TIME FOR OCEANS」を販売している。この時計に使われているケースとストラップは、スイスの 「#tide ocean material」が製造した100%リサイクルの海洋プラスチックから作られている。海から集められたプラスチックを太陽エネルギーで粒状に変換し、時計として再形成した。

画像提供:TRINUS、アイ・ネクストジーイー