理研と富士通、量子コンピュータ研究の連携研究拠点を開設

理研と富士通が連携強化、量子コンピュータの実用化を目指す

理化学研究所(理研)と富士通は1日、量子コンピュータのハードウェアとソフトウェアの研究開発に両者が連携して取り組む目的で「理研RQC-富士通連携センター」を開設したと発表した。

同センターでは、理研が取り組む超伝導回路を使った量子コンピュータの先端技術と、富士通が保有するコンピューティング技術、顧客視点に基づいた量子技術の応用知見を統合して、共同で超伝導量子コンピューティングの実用化に向けた研究開発を行う。

理研は、内閣が策定した量子技術の研究開発に関する「量子技術イノベーション戦略」に基づいて、量子コンピュータ開発拠点及び拠点中核組織を担う。富士通は、量子コンピューティング技術を応用して従来コンピュータで組合せ最適化問題を高速に解く「デジタルアニーラ」技術を用いて、実際の現場における問題を解決するソリューションを提供している。また、両者は世界最速のスーパーコンピュータ「富岳」を共同開発した実績を持つ。

両者は2020年10月より超電導量子コンピュータに関する共同研究を開始しており、新たに開設した連携センターを通じて研究体制の強化を目指す。共同で研究開発した成果は、創薬、材料などの実応用だけではなく、新しい物理現象や原理の解明に向けて広く社会に普及させ、国内外の科学技術の発展に貢献していくという。

(写真はイメージ)

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