16年卒学生の10月内定率は87.0% 前年と同水準

人財紹介・派遣などを手掛けるディスコ(東京都文京区)は22日、2016年3月卒業予定の学生を対象に行った10月の就職意識に関する調査の結果を発表した。内定率は87.0%で、前年同期(87.6%)とほぼ同水準だった。

8月の選考解禁から2カ月が経過し、多くの企業で10月1日が正式内定日となった。内定者のうち、就職先を決定し活動を終了したのは90.4%だった。

未内定者の今後の予定は、「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が75.5%で最多となり、前年同期(53.4%)より大きく増加した。就職活動継続者の今後の方針は「新たな企業を探しながら幅広く」が47.6%で、先月調査より13ポイント増加した。就活を終えたい時期については「年内」が40.8%、「卒業までに」が28.2%だった。

就職活動終了者への質問のうち、入社までの半年間の過ごし方については、「専門分野の勉強」が85.5%でもっとも多く、「趣味・遊び」(72.9%)が続いた。ただし文理で分けると、理系ではそれぞれ96.5%、66.2%なのに対して、文系ではそれぞれ76.9%、78.2%と、違いが見られた。

同調査は2016年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)を対象にインターネットにより行い、1413人から回答を得た。

(写真はイメージ)