噴火開始から約2年 戦後2番目の溶岩量 西之島

2013年11月に噴火が始まり、現在も活発な火山活動を続ける小笠原諸島・西之島(東京都)。同島で今年7月までに噴出した溶岩や火山弾などの噴出物の量(体積、重量)などの調査結果を、20日、海上保安庁が公表した。

発表によると、噴出物の総体積は東京ドームの約129個分に相当する1億6000万㎥。すべて溶岩流と仮定した場合の総重量は約4億トンと推定した。前回40年前の西之島の噴火時に比べると約9倍となった。戦後に日本で発生した噴火の中では、1990年~95年の雲仙普賢岳の噴火の約6億トンに次ぐ戦後2番目の規模となった。

海底地形は噴火開始時に比べ、島の東~南方で水深が最大約80メートル浅くなり、より急傾斜の斜面が形成されたが、一方で北~西方では変化は見られなかった。また国土地理院が今年7月に調査したところによると、噴火前の1999年には25メートルだった標高が約150メートルまで上昇しており、噴火の影響により海上・海底ともに大きく変化を起こしている。

同庁は今年6月22日~7月9日、海洋情報部所属測量船「昭洋」および無人調査艇「マンボウII」により、西之島を中心とする半径4kmの噴火警戒範囲内の海底地形を調査した。分析結果は火山噴火予知連絡会などに報告され、海上交通安全の基礎資料として活用されるという。

(写真はイメージ)

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