11月3日は「文具の日」、ストレスフリーな文具など新顔続々

113日は「文具の日」。東京都文具事務用品商業組合などが、「文具と文化は歴史的に同じ意味をもってきた」ということから、1987年に「文化の日」である113日を記念日と制定した。

勉強や仕事をする際など、日常生活に欠かせない「文具」。この記事では、「文具の日」にちなみ、人々のちょっとした不便さや不快さを解消してくれる文具を紹介する。

音ハラ回避、静音設計のボールペン「カルム」

大手文具メーカーのぺんてる(東京都中央区)は「音ハラ」に敏感な20代・30代をターゲットに、静音設計の油性ボールペンCalme(カルム)を12月より販売開始すると発表した。

近年仕事や勉強など、日常生活で何気なく立てる音が周囲を不快にする「音ハラ(音ハラスメント)」が話題となっている。同社が行った世代別「音ハラ」に関する意識調査によると、20代・30代は、その上の世代に比べて、周囲の作業音などに対する不快感の感受性は8割と高く、音ハラに敏感であるという。特に、自分の発する音が音ハラを起こしていないか不安感を感じる傾向も他世代と比較して高い結果だった。

また公共空間で気になる作業音についての結果は、全体の1位が動画・音楽の音漏れ、テレビ会議の音、2位がボールペン等のノック音、3位がPCのキーボード音だった。

今回同社が販売する「カルム」シリーズは、ボールペンのノック音を従来製品に比べて66%低減。書き手の集中を阻害せず、周囲の音になじむよう調律されたノック音の製品を低価格で実現したという。

カルムシリーズ(単色ボールペン・多色・多機能ボールペン)
価格165550円(税込)
画像提供:ぺんてる

 

発達障害当事者の声から生まれた、目に優しい「まほらノート」

昭和5年創業、年間2千万冊以上のノートを製造する大栗紙工(大阪市生野区)が製造するmahora(まほら)ノートは、発達障害当事者が既存のノートに感じる不自由さを解消し、心地よく使えるようにと開発されたノートだ。

発達障害は全人口の67%存在するといわれており、その中には「視覚過敏」と呼ばれる特性を持ち、特定の光や色によって視覚のストレスを受ける人がいる。同社は当事者からのフィードバックを参考に製品開発を進めた。

まほらノートの特徴は、発達障害者にも使いやすいように、「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」。2021年度グッドデザイン賞「グッドデザイン賞ベスト100」も受賞している。

 

まほらノート
価格:242396
画像提供:大栗紙工

 

はみ出さずに塗れる「ウフ マルチフィット3、リネイチャー」

ステッドラー日本(東京都千代田区)が販売する「ウフ マルチフィット3、リネイチャー」は、一本で「点」・「線」・「面」の接着ができる多用途接着剤だ。

使用用途によって点・線・面と3段階に調節できる塗り口を持ち、接着剤仕様時に懸念された、周囲への付着を大幅に軽減することができるという。接着剤本体と専用容器ともに可能な限り天然由来の材料を使って生産し、サステイナブルな地球環境保護を考慮している。

使用に適している材質は、紙、布地、木材、ガラスなど。無溶剤で手についても石鹸で落とすことができ、子どもでも安心して使用できるという。同製品は2021年度グッドデザイン賞「グッドデザイン賞ベスト100」を受賞した。

■ウフ マルチフィット3、リネイチャー
35ml. 450円 90ml. 550円(税別)
https://www.uhu-japan.jp/jp/seihin/-/34866

メーカー各社の創意工夫と技術開発により、日々進化する「文具」。便利で使い心地の良い文具を使うことでストレスが軽減され、勉強や仕事など様々な利用シーンでの作業効率化も期待したい。

(冒頭の写真はイメージ)

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