特許庁、音、動きなどの新たなタイプの商標を認定

特許庁は10月27日、音、動きなどの新しいタイプの商標43件の商標登録を初めて認定したことを公表した。大塚製薬の商品「リポビタンD」のCMで有名な「ファイトー、イッパーツ」の掛け声や、「ブルーレット、おくだけ」(小林製薬)、「ふじっ子のおまめさん」(フジッコ)などのフレーズも音の商標として登録された。また、エステー、富士通、ワコール、東宝などは各社のロゴにかかる動きの商標が登録された。

新しいタイプの商標は、従来の文字、図形の商標とは異なる音、動き、位置、ホログラム、色彩の5種類。企業のブランド戦略の多様化を支援することを目的とした2014年の商標法改正により、今年4月1日から新たに商標出願が可能になっていた。今回登録された中で最も多かったのは音の商標で21件。4月1日から10月23日までの出願件数は暫定で1039件となり、最も多いのは色彩の商標で423件だったが、今回の登録は0件に留まった。

これらの5種類の新しいタイプの商標は、アメリカ、EU、韓国など海外では既に商標登録が可能となっており、今回音の商標の登録が認められた久光製薬などは、既に同じ音の商標をEUで商標登録している。特許庁の調査によれば、海外では新しいタイプの商標としては「色彩の商標」の登録が最も多く、「音の商標」がこれに続く。アメリカでは、日本で認められている5種類のほか、「匂い」「味」「触感」についての商標登録も認められているが、登録実績は少ないという。

(写真はイメージ)

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