9月景気動向 3カ月連続のマイナス

内閣府が6日に発表した、9月度の景気動向指数(CI一致指数)速報値は前月比0.3ポイント減の111.9で、3カ月連続のマイナスとなった。同指数は2010年を100としたもので、一致指数は景気と連動して動き、景気変動の大きさなどを示す。この結果に対して内閣府は、景気の基調判断を「足踏みしている」と据え置いた。

マイナスの要因となった項目は、製造業の中小企業出荷指数、小売業販売額や卸売業販売額、耐久消費財出荷指数などとなり、製造業での生産や販売が減少している。

また、数カ月先の景気動向を示す先行指数も、前月比2.1ポイント減の101.4とこちらも3カ月連続のマイナスとなっており、先行きの不透明さが残った。

(写真はイメージ)