シエラレオネ 11月7日付でエボラ出血熱終息宣言

世界保健機関(WHO)は7日、シエラレオネでのエボラ出血熱の終息を宣言した。シエラレオネはギニア、リベリアと共に大流行した西アフリカ3カ国の一つ。最も被害の大きかった3カ国中、リベリアに次ぎ2番目となる。

最後の患者が検査で陰性であることが確認されてから、潜伏期間の2倍に当たる42日が経ったため、終息宣言を出した。11日のWHOのリポートによると、シエラレオネでの累計感染者は、疑いも含めて1万4122人、死亡者は3955人で、最も被害が大きかった。

隣国のリベリアでは9月3日に終息宣言を出している。ギニアでは最近21日間で4人の感染者が確認されている。

シエラレオネは引き続き再流行を警戒し、90日間の監視態勢に入っている。

WHOのノードストローム代表は、「これを機会に、今後再度の流行などの危機が生じた際に検知・対応できるような、強力で弾力性のある保健体制を構築できるよう、シエラレオネを支援していく」と述べた。

参考記事
WHO、リベリアのエボラ出血熱の再終息宣言