消費者の12月景気意識は3カ月連続プラス

内閣府が12日に発表した昨年12月の消費動向調査によると、消費者の景気に対する意識を示す消費者態度指数は、前月比0.1ポイント増の42.7と3カ月連続でプラスだった。これを踏まえて内閣府は、消費者マインドを前月から変わらず「持ち直しが見られる」とした。

消費者態度指数の内訳をみると、「暮らし向き」は同0.2ポイント増の41.1、「収入の増え方」は同0.7ポイント増の41.8、「雇用環境」は同0.4ポイント減の46.3、「耐久消費財の買い時判断」は前月から変わらず41.6、参考指標「資産価値」は同1.2ポイント減の42.9だった。

一方、「消費者が予想する1年後の物価の見通し」は、「上昇する」と回答した人の割合が前月比1.0ポイント減で、前月に引き続いて「上昇する」と見込む割合が8割程度となった。また、「変わらない」と回答した人の割合は同0.9ポイント増、「低下する」が同0.4ポイント増と、原油価格の値下がりなどの影響から、物価に対する消費者心理は低下傾向にある。

(写真はイメージ)

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