アジアインフラ投資銀行が北京で開業 式典に習国家主席が参加

アジアインフラ投資銀行(AIIB)は16日、設立を先導してきた中国の首都北京で開業式典を行った。初代総裁は元中国財政次官の金立群氏が就任し、5年の任期を務める。式典には中国の習近平国家主席と李克強首相が出席したほか、AIIBの設立を担ってきた各国開発銀行や金融機関などからも総裁が出席した。

式典で演説した金総裁は、「AIIBは、アジア圏の発展のため持続可能なインフラに投資することで、国家を超えた金融機関ファミリーに参加する準備ができている」と述べた。

AIIBは北京を拠点として新たな多国籍金融機関となる。2013年10月に習国家主席が創設を提唱し、これまで57カ国が正式メンバーとして参加しているが、日本と米国は参加を見送っている。資本金は1000億ドル(約11兆7000億円)で中国が最大の約30%を出資、議決権も26%を保有し重要な案件では拒否できる状態にある。

アジアインフラ投資銀行が北京で開業 式典に習国家主席が参加
同日に行われた正式会合
 

画像提供:AIIB
 

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