特定外来生物ツマアカスズメバチの女王バチを宮崎県で捕獲

昨年9月から福岡県北九州市などで確認されていた特定外来生物ツマアカスズメバチの営巣について、環境省は11日、女王バチ1個体を宮崎県日南市油津港周辺で捕獲したと発表した。同省が実施していた定例調査中によるもので、これを受けて16日から捕獲地点周辺に捕獲トラップを増設し、捕獲を兼ねた緊急調査を実施する。

今回発見された個体は営巣を開始した女王バチと考えられ、現時点で当該地域への定着を示すものではないが、そのリスクが存在することを改めて示すものと考えられる。

ツマアカスズメバチが同地域に定着することで懸念される影響は、在来のスズメバチの減少や捕食される昆虫の減少による生態系のかく乱、飼育ミツバチへの攻撃、養蜂や受粉の被害が考えられる。ただし、在来のスズメバチと比較して、特に人体に関わる被害が大きいことはないとされる。体は全体的に黒っぽく腹部の先端がオレンジ色で、大きさは20~30mm程度。主にミツバチを含む昆虫類を捕食する。

日本では対馬に定着していたが、2015年9月に福岡県北九州市で営巣が確認された。営巣確認を受けて、同省は港湾での監視調査や福岡県北九州市や山口県下関市などで営巣状況の調査をしてきた。昨年度の調査では、それ以外の個体および巣は確認されなかった。

参考記事
特定外来生物ツマアカスズメバチ、今年度の調査が終了 環境省

(写真はイメージ)

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