G7教育相会合閉幕 暴力や差別を阻止、個性を尊重する教育を

G7教育大臣会合は、岡山県倉敷市で13日から15日にかけて行われ、「倉敷宣言」を取りまとめて閉幕した。教育が果たす役割として、社会的包摂や資質・能力の育成、国際協働が盛り込まれた。

倉敷宣言では、生命の尊重、寛容、民主主義といった共通価値に基づいた教育を通して、人間の尊厳を損なう暴力や差別の阻止を目指すとともに、一人一人の能力や長所を生かし、誰一人排除されない社会を形成するとした。

排他や格差は、現在世界各地で問題となっており、テロや若者の過激化の一つの原因とも言える。排他や格差をなくし、個性や多様性を尊重することにおいて教育は重要な役割を果たし得る。宣言では他にも、教職の資質向上や、女性への教育の促進についても盛り込まれた。

今後、この宣言を日本でどのように具体化し、実行していくのかが注目される。

 
(写真はイメージ)

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